茨城にいってきなよ 3
パレットや自画像など特徴あるコレクションのほかに、明治初期の洋画、たとえば高橋由一「鯛図」、山下りん「ヤコブ像」などもあり、また東館で展示される特別企画展も豊富な内容である。
訪れた日は、アンリ・マチス展が開催され、エルミタージュ美術館所蔵の作品も展示されて、マチスの明るい色彩にあふれていた。
東館と西館をつなぐような形で、野外彫刻庭園がある。
美術館の後の丘を切り開いて作られたここには、日本の彫刻を代表する作家たちの作品が集められている。
木内克「エーゲ海に捧ぐ」、本郷新「冬の像」などで、四季折々に咲く花や樹々の間をそぞろ歩きながら、鑑賞できるのもうれしい。
美術館のすぐ脇に、長谷川仁・林子記念館があり、長谷川夫妻にかかわりのある品々、愛蔵品が展示してある。
酒井抱一の秋草屏風、藤田東湖の書、江戸時代のものを中心にした、金蒔絵、螺銀を施した漆器類、また隠れキリシタンを探し出すための「踏み絵」も見ることができる。