資金のやりくり 2
会計上の取引を資金繰りのうえからみるためには、その支払がどのような取引に対する支払であるかを知り、入金はどのような取引からくる入金であるかを正しく理解する必要があります。
そのためには、資金の源泉や使途を知ると同時に、そのような資金の動きを総合的な観点から把握する必要があります。
貸借対照表は、負債・資本の部として「金」がその調達源泉別に示されていて、資産の部としてそれが「物」として運用されている姿が形態別に表示されているものです。
この表をみると、資金的な安全のためには、金はなるべく自己資本の多いほうがいいことがわかります。
大木一雄さんによれば、貸借対象表は、みかたによっては、会社の資金の調達資源と、その運用の現状を示したものですから、分析によって、資金繰りのうえからよく判断していく知識が必要だといえます。
資金繰りは、会計係が簿記によって作った資料をもとにして行なうものです。
正しい、合理的な資金繰りをやっていくためには、会計処理が正しく行なわれ、資金繰りに必要な資料が会計の帳簿に正しく記帳され、会計係から正確な報告が迅速に提出されるような仕組みができなければなりません。