資金のやりくり 3
会社の実体や営業活動の歩みを数字によって正しく把握し、それを資金繰りに役立てていくように、いろいろの配慮がされなければなりません。
このような会計のやり方のコツを概説しましょう。
帳簿や会計は、原則として複式簿記の原理にもとついて、取引が発生したならば、伝票を起こしてもれなく仕訳整理します。
この仕訳(しわけ)にもとついて、各種の総勘定元帳(略して元帳とか台帳といっていますが)に記帳していく、さらに必要ある場合には適宜補助簿を作って勘定の内容を明らかにしていくわけです。
この手続は、仕訳によってあらゆる取り引きをもれなく記入し、その記録された取り引きをあますところなく、正確に各勘定元帳に記録して、財産の増減変化を把握していくために必要な処理です。
会計の組織はこの手続を正しくふんでなければなりません。
もちろん装釘式の立派な帳簿を備えなくても、略式の簡易帳簿でも伝票会計でもかまいませんが、ともかく、取り引きはすべて記録し、それを正しく各勘定ごとに整理することが必要です。
また、それと同時に、帳簿を見れば会社の活動のあと、取り引きの実際が、明瞭にしかも一目でわかるようでなければなりません。
そのためにまぎらわしい取り引きや勘定は元帳の記録だけでなしに、必要な補助簿に記録していく必要があります。